台日パラグアイ三国が初の友好レセプション 民主主義の絆をアピール

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記念撮影
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李逸洋駐日代表
李逸洋駐日代表

 台北駐日経済文化代表処とパラグアイ大使館は5月22日、東京都内で「台湾-パラグアイ-日本三国友好レセプション」を共催した。三国がそろって外交行事を共催するのは初めて。歴史的に意義があるこのイベントには、政界や外交関係者を中心に参加者は540人を超えた。

パラグアイの大統領サンティアゴ・ペニャ
パラグアイの大統領サンティアゴ・ペニャ

 レセプションにはパラグアイからサンティアゴ・ペニャ大統領、日本は鈴木馨祐法務大臣、西村康稔前経済産業大臣、日華議員懇談会の古屋圭司会長、仁木博文厚生労働副大臣、日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長など、30人を超える国会議員や親台派の有力者が参加した。

 在日台湾人華僑団体のメンバーも多数出席し、三国の友情を祝い、この歴史的瞬間をともに見届けた。

記念撮影
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 台湾の李逸洋駐日代表は「パラグアイが長年にわたり国際社会で台湾を力強く支持してきた。これは単なる外交的支援ではなく、民主主義と自由という価値を共有する実践でもある」と述べ、感謝の意を表した。また、台湾とパラグアイの協力関係が着実に深化していることにも言及し「アスンシオン市に設立された「台巴科技大学」での次世代人材の育成、さらに、台湾がパラグアイ産牛肉の第二の輸出先であり、豚肉では最大の輸出国である」などと説明し、農業・経済分野での補完的関係を強調した。

 ペニャ大統領は「パラグアイは常に友人と共にある。私たちは南米で唯一、台湾を主権国家として承認する国であり、何十年にもわたって台湾の最も揺るぎない盟友であり続けている」と述べた。  李代表は最後に「台湾とパラグアイの友情が末永く続き、台湾・パラグアイ・日本三国の絆がさらに強まることを願う」と述べ、三国が国際社会において積極的な役割を果たし、世界の平和と繁栄に貢献することを期待した。

記念撮影
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